「すこたん!」とショーマストゴーオン

「ショーマストゴーオン」は
何があろうとショーは続けなければならない
という意味で、
ライブはいろんなトラブルがあるけど、
いちど始まったショーはなんとしても最後までやりぬく
わたしたち、演劇や音楽や、
ライブエンターテインメントに関わるひとの
矜持ともいうべき言葉です。

しかし、今回のこの新型コロナの影響で、
志し半ばでたくさんの舞台が消滅してしまいました。
延期したくても、
同じメンバーで集まるのはほんとうに大変なことで、
カンタンなことではありません。
ましてや今回のことで制作母体が受けた経済的打撃や、
延期したって次やれるとも限らない、
となったときに、
志しはあっても次の機会が必ずあるとは限りません。

わたしたちも、
今回、「すこたん!」の延期を決定致しました。
お客さまをお待たせしてしまい、
ご負担かけ、申し訳ありませんでした。

連休明け、
またたくさんのカンパニーが延期や中止を決定しました。
大きなガジェットゆえに早め早めの判断をしているカンパニーも
もちろんありますが、
ほとんどのカンパニーは、
みな、最後まで上演の可能性を考え続けたうえで、
稽古日程が取れるか、俳優を守れるか、
お客さまを守れるかを
経済的な問題だけではなく考え抜いた決断だったと思います。

最後の最後まで発表していなかったあるカンパニーが
中止の発表のなかで、
リモートで稽古して待機していましたが、
という一文があり、胸がいっぱいになりました。
もちろん辛い気持ちにもなりましたが、
やっぱり演劇はステキなものだな、とも思いました。
お金のことも、劇場のことも、俳優・スタッフの生活も、
心配なことしかありませんが、
演劇とともに生きていくのだという気持ちが
そこかしこに溢れています。
演劇がわたしを生かしてくれた。
その演劇を全力で守るべきときが来ています。

わたしにとって、
長く演劇をやって初めての公演延期です。
いままでもいろんなトラブルがありました。
でも公演をやめるという選択肢を
考えたこともありませんでした。
しかし今回は、どう考えても見送るべきという結論しか
でませんでした。

どれだけショックかなあ、と思っていたのですが、
納得できるところまで考えて、
スケジュール調整ができて、
同じメンバーで延期するという選択を選べたことで、
来年どんな公演を作るかということを
自分の希望にできています。
そして、いま発表していないだけで、
同じ決意をしているカンパニーもたくさんあるハズです。

これは少しタームの長い
「ショーマストゴーオン」だと思っています。
一年半ありますが、
同じメンバー、同じ劇場、同じ演目で臨みます。
長いリハーサルとはなりますが、
みなさま、どうかお元気で、
劇場でお会い致しましょう。

払い戻しについては週明けにご連絡致します。
チラシを欲しいと言ってくださる方もいます。
ほとんど誰にも手渡せなかったチラシを
受け取っていただけたら嬉しいので、
これも週明けお知らせいたします。

これからの演劇と現在考えていること徒然

(twitterに書いたことに加筆訂正しました)

欧米、特にロンドンとニューヨークの劇場は一大社交場である。
ウエストエンドは伝統的な建物が多く、
比較的狭い面積にたくさんのお客さまが入る。
そして休憩時間には過密するロビーとバー。
観光地としての役割も果たし、
大規模な人的移動を伴う一大産業ともなっている。
素晴らしい。
でもだからこそ再開はたいへんだ。
あの親密で、いるだけで楽しい気持ちになる場所が
一刻も早くわたしたちの手のなかに戻ることを祈る。

日本の場合は、飲食もないし、劇場の換気もいい。
消毒、検温、マスク、客席の設定等のすぐ考えつく対策の他、
金銭の授受方法や、セルフでのモギリ、
申し訳ないけど客席での私語を我慢していただく、
場合によっては時間差受付を設定するとか創意工夫で
感染リスクは避けられると思う。
演劇人は皆、このウィルスについてよく勉強しているし、
表現を守るために必死だから、かなりちゃんとやるはずで、
少なくとも、美術館や図書館が開けられ、
公共交通機関が使って大丈夫になっているなら上演は可能であると考える。

ただ政府は50名程度の集会からと言っているが、
演劇の場合、むしろ200名~300名程度の劇場を
客席を減らして行うほうが
空間に対しての人口密度と劇場機構的に安全な気がする。
公共ホールはロビーも広く取られトイレの数も多い。
休憩時間のトイレは過密するが、
そもそもの客席数を減らすとしたらそこも緩和する。

むしろ公共ホールから再開して、
モデルケースを作ってほしいくらいだ。
そして、この客席を減らすのは、
しばらく必須と思うがその差額について、
劇場費の減額、チケット代の値上げ、公的助成、
どこで解決していくのかを考える必要がある。
公共ホールであれば、
新しい基準に乗っ取っての客席デザインの提案と
劇場費の減額→その差額分に関してはもちろん公的助成、
民間劇場に対しては公的助成、必要ではないかと思っている。

いちばんの問題は稽古で、
稽古期間の俳優の安全をどうやって守るかを考えて続けている。
経済的に守って、稽古以外のリスクの高い仕事をしないで済むようにする、
稽古場に来るための交通手段を考える等、
カンパニーはコロナ対策として
相応の予算を計上していく必要が出てくると思う。
客席減により収入が減る中でどうしていくか。

いまの医療現場でも検査ができない状況のなかでは無理だが、
演劇の現場に入るときは、
検査して入ることができるようにならないのだろうか、とも考える。

感染に対しての予期不安が分断を生み、
リアルな数値が可視化されていないことが、
楽観・悲観両方を生み収束を遠ざけている。

スポーツ、芸能等は、検査を取り入れることで、
練習や撮影等を安全に行うことが可能にできる。
もちろん他の仕事、飲食、
すべての生活の健全な再開のための検査ができればいいと思う。
検査や抗体検査の数を増やすことなしに、
社会を運営しだすなんて不可能なのではないか、と
諸外国の例を見ても思ってしまう。

同時に医療が崩壊しないための機能的な仕組みが必要だ。
いま検査ができないのは、
無症状な患者を隔離しなくてはならないとなると
対応ができないからなのかもしれないが、
「無自覚な患者がいて発熱する前の2日くらい前から
感染リスクが高い」、らしい、というのが様々な問題を
生んでいるわけなので、
検査の必要性はわたしのような素人でも圧倒的に感じる。

韓国だけではなく、
このような取り組みが功を奏しているのも
根拠となるように思うがいかがか。

そして、この非人間的な環境では、経済だけの問題ではなく、
生命が脅かされる。なるべく近い将来、人に会い、
触れ合うためにわたしたちは必死でいま家にいる。
この距離を永遠にとるためではない。

「新しい生活様式」などときれいな言葉でまとめないでほしい。
しばらくは、
まったく元通りなんていかないことはわかっている。
でも、それでもだ。

未曾有の事態である。
すべてミスなくやってくれなどとは言わない。
自分の国の舵取りをしている人を信頼したいだけだ。
わたしたちの苦しみに共感し、
機能的で具体的な対策の最善を求め続けてほしいだけだ。
なのに、わたしたちの苦しみを助長させ、
あろうことか精神までも脅かすしてくるのはどうしてなのだろう。

わたしもひとつ決断すべきことがあり、
発表をまもなくするが、
これは避けられた事態であったと思量する。
時間があった。
そうわたしたちには時間があったのだ。

とは言え、演劇より何より前に、
ぜひ医療の現場をなんとかしてほしい。
医療従事者に十分な報酬と、
安全を守るための資材を。
そして、軽症と見えても突然重症化する、
ということがハッキリがわかってからも、
検査するための基準を変えず、
自宅待機を強制し、
保健所の電話が一日繋がらない、
繋がっても対策を講じてもらえないというのは、
非人間的すぎる。
いまや急な発熱は、
すべてコロナを疑って対策すべき時期なんじゃないか。
それをやらないから、また隠蔽するから、
病院でのクラスターが止まらないのではないか。

クルーズ船の下船客を公共交通機関で帰した時の予感が現実となった。
なぜかアメリカの入出国制限だけとても遅かったこと
全量検疫だってわたし如き者が
やるべきじゃないの、と思ってからさえ
そうとう遅れている。
欧米だってタイヘンじゃないか、とは言わないでほしい。
繰り返すが、わたしたちには、時間があったのだ。

「すこたん!」第一稿

昨日、「すこたん!」第一稿ができあがりました。
時間は際限なくあるので、
まさにココロがって意味ですが、
こんなに厳しい執筆は記憶にありません。
まだまだ暫定的で未熟なものですが、
でも、仕上がってよかったです。
これからを生きていくちょっとした支えになりそうです。

これからモデルの伊藤さん、簗瀬さんと
それから参加してくれる俳優たちと、
オンラインで戯曲を磨いていきます。
いま想定している稽古入りまで2週間少し。
じつは他にもありがたいことに執筆を抱えてますが、
それでもstay homeの毎日、
戯曲のブラッシュアップにはじゅうぶん時間があります。

今日からは新しいお仕事の資料を読まないと。

あと、コレ、やらないと。笑。

そして、様子を毎日見ていますが、
なかなか厳しい状況なのは皆さまご存知の通りです。

当カンパニーの判断ポイントとしては、
6月18日の初日にきちんとしたクオリティのものを
届けられるだけの稽古量が、
俳優の安全を守りつつ確保できるか、です。
これができない状況であれば、
一か月後、
安全にお客さまに観ていただくなどということは
おそらく不可能です。
優先予約でご購入いただいたお客さまにはご負担かけますが、
小さいカンパニーで、旅もないため、
演劇を諦めない姿勢を捨てないという意味でギリギリまで
判断を待ちたいと思っています。
なので現在予定されている緊急事態宣言あけ
一般チケット発売開始前に
当カンパニーの方針を決定いたします。

そのわたしの判断を信じて俳優・スタッフ含め
たくさんのひとが待ってくれています。
コミュニケーションをできるだけ絶やさないようにしながら、
前向きな気持ちも失わず、
嘘なく(ここ大事)
いっしょに進んでいければと思っています。
オンライン読み会やスタッフ会議も予定されていますが
上演を強行するためのものではなく、
演劇人としてやるべきことを
やるべき時期にやるためのものです。
SNS等で発信もしてまいりますが、
そのようにご理解いただければと思います。

中止も延期も上演も、
どれもとてもたいへんな決断です。
そして、収束しても再開が最後になるかもしれない、
と言われる、
演劇、音楽ライブ、そしてスポーツ観戦、
それはそれを生業にするわたしたちにとって受け入れがたい状況ですが、
ひとがひとの命を、いちばん感じられる仕事を
あずかる仕事をしているんだな、という
今さらながらの気づきがありました。

歴史を見ても、かつてこのままの状況が続いたことはありません。
時間は、当初思っていたのよりかかるかもしれませんが、
少なくとも100年前のパンデミックのときよりは、
科学が進んでいることを信じて待つしかないと思います。

(もちろん政治や経済にはシビアな視線は向けつつね)

しかし、それでも、
この世界を通り抜けた先で人が集う表現はなくなっている、
なんてことはぜったいないはずです。
世界を覆うこの不安と恐怖が去ったとき、
ひとのからだがそこにあることに、
さわりたいときっとひとはおもうはずだし、
むしろ求めると思います。
それを手渡せる仕事をわたしたちはしているのです。

ならば、この状況でもできることを
できるかぎり、いつものように。
まずは、演劇の土台となる戯曲作りを
しっかりやりたいと思います。

来月のいま頃、稽古をスタートしている可能性も捨てず、
あと2週間少し様子を見させてください。
みなさんの健康を心から祈ります。
できれば自分も健康でいたいし、
いられるように努めたいと思います。

タンパク質を破壊するための手洗い

トランプ、酷い、
ジョンソンの政策、
えーEU抜けちゃうの?ダイジョブ?など思ってたら、
今回のことで、ウチがいちばんかもしれないね、
と思いました。
むしろ誇れるよ。この凄まじい状況。嘘。誇れない。
どうしよう。そんなことで世界のテッペンとったってね。

さて。突然ですが、わたくし、ウィルスって
生き物なのかと思ってました。

ちがうらしいです。

モノしらないね。

ヤツらは「タンパク質」なのだそうです。
「タンパク質」
へー。
みなさん、知ってました?

核酸というのがあって、それを膜が覆っている
核酸は、そう遺伝子もそれでできてますよね。
鼻とか気管支に付着したウィルスが
遺伝子と反応して、倍倍ゲームで加速しながら
わたしたちの身体を侵略しようとするんですって!!

で、ですね。手洗いの習慣はなく、
うがいなんかもまったくしなくても、
インフルエンザに罹ったことのないわたしも、
ちゃんとやってます。人にうつしたくないし、
あと、健康な分、病気怖いの。
熱にも弱い。
ほんの少しの熱なら頑張れる、とかない。

というわけで手洗いです。
素人なので、専門的には検証できてません。
でもいろんな記事よんでなるほどと思ったことを
要点まとめますね。

ウィルスは物質で,膜は脂質でできてるから、
石鹸とか表面活性剤的なもので攻撃すれば、
膜が壊れて分解し、消滅するんだそうです。
ナルホドー。

●脂質なんで熱にも弱いです。25度以上。
手洗いもできたらお湯が。
洗濯は当面お湯がいいかも。
そして外出帰る即シャワーも科学的かも。
●アルコール65%以上は脂質を分解します。
だいたいのお酒はダメだけど65度以上なら役だつよ
●漂白剤も脂質を壊します。1対「水5」の割合でタンパク質破壊。
●紫外線ライトもいいそうです。ただし肌も破壊するから注意

×抗生剤は生物の成長を阻害するのが仕事だからウィルスに効かない
×殺菌剤は生物を殺すためのものなので、たんぱく質は殺せない。
×酢は脂質を破壊できないのでダメ

ウィルスは湿度が大好きなので、
唾液に守られて移動しちゃう。
だからマスクは人にうつさないのに有効。

水洗いでも効果はあるけど、
物質を解体できるわけではないから
1分くらい長めに洗う。

あと。物質の表面についたウィルスは自然に分解するので、
玄関で振り落とそうとするのとかむしろダメだよ。
舞うからね。空中に。

布であれば3時間で分解されてくれるそうなので
洗濯できないコートとかは玄関とかにそーっと
吊るしとけばいいんじゃないかな。

物質のうえでどれくらい壊れないかは
物質によるみたい。
それはいろんなところにあるから見てほしい。
→分解時間については未知数の面も多いらしいけど、
ステンレスのドアノブとかは2日くらいかかるし、
プラスティックはなんと3日とか。
もうグズグズしてた人も買い物は、
布製のエコバックにしたほうがいいかもだね。
(このあたりぜんぶ「かもね」という話だよ)

過酸化水素についても調べたけど、
なんかややこしいので、それはまた別で書きます。

爪、きったほうが、
ウィルスの隠れ場所が少なくなっていいよ。

あと、頻繁に手を洗うとヒビワレとかできて
そこにウィルスが身を隠すことができるので、
ハンドクリーム厚めに塗ったほうがいいよ、
だそうです。

わたくし、ハンドクリームなぞつけたことなかったですが、
さすがにこの頃、つけてます。
単純に痛いくらい乾燥しちゃうから。
いろいろつけてみたけど、
薬用アトリックスがわたしにはよかったです。
なにつけてもシワシワになっていった手が、
少しフカフカしてますね。

これらのことは、
ココとかにも書かれてます。
キムタクやピコ太郎も動画にしてる手洗いを
啓蒙という意味ならまったく及ばずながら、
理屈を調べて書いてみました。

潔癖症の逆張り人生のワタクシですが、
演劇のためにできることがいま手洗いと
stay homeしかないみたいなので、
がんばってみようと思います。

メビウスの輪

今回の新型ウィルスはとてもよくできている。
軽症のひとも、無症状のひともいて、
発症前でも感染能力があり、
しかも潜伏期間が長く、
エアロゾルという限りなく空気感染に近い状況でも感染し、
ある一定数が重症化する。

これは、防ぐのが難しいし、
危機感を持つのがなかなかできないのもわかる。
誰しもが自分は軽症で済む気がしちゃうし、
東京は核家族が多くて、
60代以上のひとと同居してる若者は少ない。
友達も若いひとだし、
だから大丈夫、と思ってた、それもわかる。
いまさら若いひとも重症化したり死んだりするって言われてもね。

ちなみに、武漢から来た第一波は、
ほんとに若いひとはほとんどなかったらしいです。
いま来てるのはすでに第二波。
ヨーロッパを経由し、
いかなる道を辿ってか、
ウィルス自体が変遷してるのだそうです。

そして年配のひとはそもそも情報ソースが少ない。
どうしたって理解力も落ちる。
手洗いとマスクに万能感を持ってても仕方ない。

3つの密が重なる場所を避けろと言われると、
重ならなきゃいい、と自己解釈するひとも多かった。
→じっさいいろんな人から聞いた。

劇作家的に言うと完璧なプロットというヤツだ。

仕組みについてはこの動画がわかりやすかった。

ある程度情報収集をちゃんとしてる人なら、
諸外国の状況を見て、
こりゃヤバイと気づけたとは思う。
始まるのがもう少し早ければ、
春節による大量移動も、
迂闊と言われちゃう卒業旅行ももっと少なかったと思う。

2月の頭はまだまだ、
「でも経済は回さなきゃ」
と誰しもが思っていた。
中国のひとの大量移動を諦めるには、
彼らが旅行してくれることの恩恵はあまりにも大きかった。
ずっと楽しみにしていた海外旅行を、
自分ひとりくらい楽しんでもバチはあたらないと思ってた。
わたしたちの表現の自由を脅かすのが、
ウィルスじゃなくて権力だと思ってた。

このあたりの設定も上手い。

わたしも3月末まで公演に関わっていた。
自分のカンパニーではないので、
公演の是非に関しての決定権はない。
とは言え、
やはり自分の作ったものは世に出したかった。
その気持ちはたしかにあった。
ひとりひとりのこのくらいはいいでしょ、
が、しかし、こういう場合、大きな問題ともなる。
それも身をもって体験した。

こりゃまずいかも、と真剣に思いだしたのは、
世に言う三連休である。

わたしは自転車で劇場に通ってた。
屋台が出ていて、花見してる人たちを見てビックリした。
知人が旅行に行ってたり、
あちこちなにか雪解けという風情で人があふれていた。
怖くなった。
とは言え、わたしも3月、人と3回ごはん食べた。
ぜんぶ打合せも兼ねてたとはいえ、
迂闊だったといまなら思う。

そしてなにより公演をやっていた。
どんなに除菌して、どんなに対策しても、
ぜったいなんてないし、
だからささやかな発信の場所を持つものとして、
この世相に注意喚起もできなかった。
だって、わたしも公演中だから!!
ひとのことなんて言えないから!!

そうこうしているうちに4公演残してクローズになった。
なってしまった。
晴れて自粛の身にはなったが、
やはりtwitterとかで控え目に、
「気を付けよう」とか言うくらいしか
できなかった。

さて。緊急事態宣言が出るらしい。
仕事と満員電車は緩和されない、かも。
というナゾの緊急事態宣言ではあるが、
緊急事態宣言である。
そして内容を精査するとわたちたちの生活権など
まったく無視されている、
つまりただただ自粛してください、という
ご厚意に甘えて、というヤツだ。
なんなら自粛に強制力が出て、
お給料保障もしなくていいことになるらしい。
これはおかしい。どこをどう考えてもおかしい。

そして、布マスク2枚配布、とか、
お肉券とか、旅行券とか、
謎の支援政策が闊歩し、
たくさん出ている補助金も情報弱者には
まったく行き渡らなそうな複雑さで、
しかも申請にはもれなく
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
の感染リスクがついてくる。

こんな完璧なプロットのこの病原体に対して
失礼なほど、日本の政策は穴だらけだ。

しかし、ここもよくできているんだけど、
政策がダメだからと言って、
自粛しない、と言っていると、
完璧なアイツはそこにつけこみ、
わたしたちの生活を完全にノックアウトしてくる、
それがもう見えている。

かと言って、わたしたちが自分の思慮で自粛すると、
もし終息に向かった場合、
手柄は政府のものとなり、
補填はまったく不十分で、
わたしたちの生活だけがひっ迫する。
人間の心理として、悔しいし不本意だ。

そして、そのことを政治がまったく意に介さないのも
見えている。

穴だらけのくせして、
わたしたちを、
メビウスの輪のなかに的確に放り込んでいる。
ある意味、確信犯なんだと思う。
それか、あってはいけないほどのド天然か。

どっちなんだ。

答えは、もうまったくわからない。
考えても考えてもわからない。
でもわかるのは、
ドイツはこうやってて、とか、
クオモ凄くて、とか、
韓国羨ましい、とか言ってても、
事態が変わらないということだ。

わたしたちの政権は、いまのあの政権です。
何度もあったチャンスを逃した。
ひとに寄り添ってくれない政権だってことくらい、
ずっとまえからわかっていたことじゃないか。
でもあの政権だ。
これは覆らない。

口惜しいけど、自粛する。
でも言い続ける。
これしかない。
でも口惜しい。
こんな状況なのにデモもできない。
デモができる世界のうちになんとかしとかなきゃ
いけなかったのに。
なんだ。この世界は。

せめてではありますが、
こういうサイトがありまして、
わたしたちのささやかな主張の場として機能しているようです。
わたしも
コレコレに署名したり寄付したりしました。
安倍首相の退陣を願う、ってヤツにも署名したけど、
もしいま彼になにごとかあっても、
代理は麻生さんが筆頭。
次が菅さんだそうです。
無理すぎます。
「出口なし」とはこういうことか。

政治に対してやれることはやりながら、
でも社会と演劇を守るために
「ステイホーム」を実行する。
この行為自体が矛盾です。
でも制度設計の整備を待ってたらマジやばい。

マジよくできてる。
底抜けのパーフェクトだ。

昨日はそんな中、都に陳情に行きました。
またこのあたり書きます。

そうそう。税金に関しては別で前に書きました
コロナ対策のことも経済とか税金の面から書きたいけど、
長くなるので、それもまた別で書きます。