2018年度の詩森ろば

さて。ありがたいことに、
今年もお仕事たくさんあります。
でもなんとなくここ数年のなかではゆったりしている気がします。
仕事の分量でいくと、いちばん忙しいんですが、
なんとなく、仕事のバランスがいい気がしてるんですね。
今年の特徴としてはガッチリ物語を書く。
あと東京ではやらない公演がいくつかある。

もうすでに書き上げて稽古も始まっているのでいわゆる、
「喉元過ぎれば熱さ忘れる。」
そんな気持ちになっていますが、
まずは、

2018年3月 劇団銅鑼「おとうふコーヒー」
これは、元グリングで、
なんかわたしには想像もつかないような大きな仕事をたくさんしている
青木豪さんが演出してくれています。
この方、なんと今年はついに、
劇団四季で「恋に落ちたシェークスピア」をやるそうです。
なんかすごいね。
劇作家としても、ものすごい仕事をたくさんしてる方なので、
リライトミーティングもとても勉強になることばかり。
そして旧知のお知り合いでもあるのでヘンな遠慮もありません。
楽しくお仕事させてもらって勉強にもなって素晴らしいですね。
演出としてもとても勉強になる現場なので、
意味もなく稽古場に出現しています。興味深々。

特別養護老人ホームを舞台に、ある看取りの一夜の話です。
これは、すごくいい作品になりそうなので、ぜひみなさん
いらしてくださいませ。

2018年4月 陽だまり座「夏の夜の夢」
そして、ただいま絶賛稽古中が、
去年、「雨の森、砂の国」で旗揚げした陽だまり座。
4月末にシアターグリーンで行います。
演目は「夏の夜の夢」
特記事項としては、田島さんが、ヒソッと、オーベロン役で出ます。
けっこうな挑戦なので、どこまでの作品になるか未知数ですが、
仕上がったら面白い作品になると思います。
だって、平均70歳くらいの方々で、「夏の夜の夢」ですよ!!
そして、田島さんのオーベロンはなかなかレアなので、
観たい、というひとは、
ちょっとココロの片隅に留めておいてください!
メルマガにて詳細お知らせします!!

5月 まだ秘密
5月の末くらいに書き下ろし新作があります。
わたしは作ですが、演出さんがわたしではなくて、
とてもレアな取り合わせですよ、と言っておきましょう。
これは若い団体に書き下ろしですね。
まだ情報が公開されてないので、少々お待ちを。

6月~7月 旗揚げしますよ!! serial number です。
タイトルは「serial numberのserial number」
清澄白河の元倉庫というスペースを1か月ジャックして、
ふたり芝居を三本。
わたしの大好きな作品をようやく
たくさんの方に観ていただくことできて嬉しいです。
特報ができてます。
ぜひチェックを。
詳細情報はコチラです。

9月 「海辺の鉄道の話」 水戸芸術館
これは、水戸のおとなり、ひたちなか市を走る
かわいいかわいいローカル線、
ひたちなか海浜鉄道を舞台にした物語です。
作・演出で関わります。
このお話をいただいたとき、3回くらい、
「ぜったいにやりたいので、ほかのひとに回さないでください。」
と言いました。
ここ数年、佐野さまと鉄道の話はやりたいよね、と話していたので、
念願とも言えます。
しかもホントにホントにひたちなか海浜鉄道が魅力的なんです。
「4センチメートル」とか「アンネの日」とかお好きな方は、
いまから手帳に書き込んでおいてください。
水戸まで観に来てもぜったい損はさせませんよ!!
詳細情報はコチラです。

10月 まだ秘密
とある劇団に書き下ろしをします。
連続していて忙しそうに見えますが、事情があって、
すっごく早めに書かなきゃならないので、
日程的には水戸とまったく被りません。
ほんとは最後の最後に飛び込んできた仕事で、
演出家さんに呼び出され、断る気マンマンで言ったのですが、
原作を出されて即答で、
「やります」と言っていたという。節操なさすぎなワタクシ。
だって、彼女のことを書けと言われて、
わたしが断われるわけがありません。
待ってたよ。こんな仕事を。
というわけで、彼女が誰か、どこでやるのか、どうぞ
楽しみにお待ちください。

11月。
これもちょっと遠いところで、演出のお仕事をする予定です。
リーディング公演です。
まだ情報が公開されてないので少々お待ちください。

12月。
スズナリです。
12月20日~29日。
昨年から準備を開始して、今年の取材始めもコレでした。
心してかからなければ。

なんか盛りだくさんですが、とてもいいお仕事に恵まれて、
わたしは幸福です。
どれも、やりたい仕事ばかり。
というわけで、至近のお仕事については、メルマガを
発行予定です。

serial numberのメールマガジン、
「最速シリアルナンバー」の登録は、
劇団トップページから登録できます。
風琴通信が届いていたお客さまは自動的に登録されますので、
ご安心を。

というわけで、2018年の詩森ろばでした!

旅から旅へ

わたしはずっと兼業作家だったので、
とにかく時間のことをいつも考えていました。
9時から5時、月曜日から金曜日、
フツーに働きながら劇団をやっていました。
正社員だったこともありますが、
主には派遣社員という働き方でした。
自分で言うのもなんですが、仕事がわりとできるので、
どこも長く勤めさせていただき、
社員同様の働き方をさせていただきました。
それはわたしの作家としての財産と思っているので、
しっかり勤めたことは書くうえでもとても役立っています。

しかし、ある時期から、
演劇にだけ専念できないのが辛いなー、と思うようになりました。

主には取材です。取材に、とにかく行きたかったのです。
わたしの取材は、ジャーナリストではないので、
そんなにがんばったものではありません。
場所に行く。とにかく行って、気温とか地形を感じる。
チャンスがあったら人と話す。
というか、チャンスって意外とあって、
現地に行ってヒマしたなんてことは一切ありません。
偶然か必然かわからない出会いが、
いくつものエピソードになって生きています。
そういうのが好きなんですね。
それがやりたくて演劇をやっている。

なのに、会社員をやりながら演劇をやるだけでも手一杯で、
取れる休みはぜんぶ公演で使ってしまうので、
(初日開けたらフツーに9時から仕事してたし)
取材は沖縄であっても、2泊3日とか、そんな、スケジュール。
たまに仕事のあいまとかあって、そういうときは
これ幸いと取材旅行をしたものです。
やっぱりね。一泊2日と1週間じゃまったく身体への沁みとおり方が
違うんですよね。
地域の話が好きなので、書く話はほとんど東京以外の話。
時間を取れないことが、ジレンマでした。

そんな派遣社員時代の最後に書いたのが「penalty killing」の
初演でした。
いまより演劇の仕事がぜんぜんヒマだったのでできたけど、
休みはぜんぶ日光に行って、
外人しかいないゲストハウスに泊まって試合見て、
氷上練習行きたいから半休とって日光行って、
よくやったなー、と思います。

というワケで思い切って演劇に専念することにして、
会社を辞めて、まずやったことは思う存分取材をすることでした。
飛行機なんて人生で数回しか乗ったことなかったのに、
この2年間で、いったい何回乗ったかわからなくなりました。
相方、田島さんの存在も大きいですね。
なんと言っても彼には免許があります。
車の運転ができる。そして取材が好き。
ひとに会うのが好き。
助かります。

先月、スズナリでの公演が終わってからも3回旅をしました。
まずは苫小牧でホッケーを観ました。
大好きな神先生に会うためと、
公演でまったく行けなかったので、
オリンピックのせいでシーズンが短いアイスバックスの
アジアリーグ最終戦を見るためです。
2試合とも夢かなってくらいいい試合で勝てました。
飛行機代、まったく惜しくないとはこのことです。

そしてお正月あけて3日から、
今年の公演のために取材に行きました。
直接、福島のことは書かないかもしれませんが、
原子力に関わることを書くつもりなので、
福島の原発の場所に初めていきました。
いまは20キロの立ち入り禁止区域が解除されて、
10キロのところのスクリーニングの場所もなくなって、
(お正月だからかもしれませんが)
4.5キロのところまで立ち入りができました。

これは、その近づける限界地点のところに立つ田島さんとわたし。
2018年をここから始めるんですね。
気が引き締まりました。
わたしが入った南相馬市小高区のあたりは、
ちょっとしたベットタウンで、
建てたばかりと思しき家がたくさんありました。

ひとが帰れない地域ができる。
それでもひとは必要悪という言葉で、
原子力を使い続けるんですね。
あの事故はもちろん衝撃的でしたが、
そのあとの国やひとの対応はもっと辛いものでした。
帰れないことも残酷だし、
帰りたいひとは帰れるので、補助は打ち切ります、
という決定も残酷だ、とこの風景を見ると思います。
自分がその立場になっても、同じことが言えるんでしょうか。
この旅のことはまたゆっくり書いていきたいと思います。

そして最後は沖縄に行きました。
沖縄への旅のこの心の近さ。
クラウドファンディング、やめたのかな、と思っている方もあるかと
思いますが、わたしは有言実行をモットーとしているので、
ぜったい今年中に、なんらかのかたちで行くつもりです。
そのために、うず高く、
倉庫に、「タカエとヘノコ」の被り物が積まれています。
クラウドファンディングよりもう少し大きな枠組みで
できないかな、と模索しつつ、
クラウドファンディングの可能性ももちろん考えておりますので、
いましばらくお待ちください。

この旅で、またちょっとした気づきがあったので、
それはまた明日、書きます。

こまごましたもの

カンパニー名が変わったので、
こまごましたものをすべて作り直しです。
チラシのデザインはやってますが、そういうデザインも素人なのに、
ましてや、コーポレートデザイン的なものは、
ぜんぜんベツモノで、難しすぎます。
風琴工房時代のマークは苦節何年かわからないくらい苦労して、
ようやくコレだな、ってものができたのに、残念です。
でも今回は、さすがに使い始めてから変更ってワケにもいかないだろう、
ということでかなり考えました。
シリアルナンバー、という英字フォントだけで、
どれくらいダウンロードを繰り返したことか。
いいんじゃない、って思って組んでみると、
コレじゃないなー、ってカンジでホントにたいへん。
サンプルで見た時と、
「serial number」って組んでみるのとではまったく違うんですよね。
最近は、adobeのクラウドを買うと、
モリサワのフォントとか憧れのフォントが使えるのが嬉しいですよね。
お金があったらたくさん買っちゃうんだろうな。フォント。

いろいろ作ったんですが、最終的に残ったのが、コレと、

コレ。

 

カンパニー名の可読性とかなら上なのですが、
デザインに嵌めるとどうもマークだけで完結しすぎてて、
けっきょく下を採用しました。
で、作り直すものは、なにはともあれ名刺、封筒 ですね。

わたしは文具マニアなので、
劇団がちょっとはそういうものにお金を掛けられるようになったとき、
封筒の紙はものすごい拘って決めました。
最初は封筒だけを購入していて、
その後、その超お気に入りの紙に印刷して作れたときは、
とても嬉しかったです。
でも今度のシリアルナンバーって言うカンパニーに、
その紙は合いません。
温かみのあるクラフト紙で値段もリーズナブルで、
ほんとに大好きだったんですが。
今回、名前を変えるにあたり、いちばん悲しかったのは、
その紙はもう使えない、ということでした。
コーポレートカラーをグレーと黄色にしたので、
白い紙がいいだろうということで、
フツーのコットンペーパーにしました。
封筒の紙質はまた変えるかもしれませんが、
とりあえずはいちばんシンプルに。

ハグルマ封筒さんっていうところが好きなので、そこで印刷までお願いします。
文具好きの気持ちを見透かしたようなステキなところで、
仕上がりがとてもいいんですよね。
多少は高いけど、事務作業するたびアガる封筒で、
結果高くないとわたしは思っています。
今回ものりシールは諦めましたが、次こそは、シール付きの封筒にしたいです。
作業効率が、たぶん倍くらい違うハズ。

名刺も作り直しました。
もっともっと紙のこととかフォントのこととか詳しくなりたいですね。
小さいもののデザイン、すこしはうまくなりたいです。
というわけで封筒ができたので、ようやくとあることに着手できます。
一月中にはなんとかしたい、なー。

そして、デサインが綺麗ってやっぱりわたしには大切なんですね。
今回のこのブログは、なんといってもフッター部分
→ブログの下のほう、が超お気に入りです。
カスタマイズの幅は少ないけど、シンプルで綺麗。
フォントも変えてない(ウェブフォントが使えるけどこれはデフォルト)ですが、
なんか見るたび気持ちがいいし、
イヴァン・レオニドフの「マグニドゴルスク都市計画」
で作ったヘッダーも気にいってしまったので、
超停滞していたブログが、活性化する予感がします。
というわけで、デザインとか、ウェブデザイン知らないってひとには、
どうでもいいようなエントリーでした。

 

 

re-start

詩森です。
風琴工房からserial number(シリアルナンバー)になりました。
正式には、すべて小文字の英語表記です。
とても気に入っているのですが、考えてみたらseo対策とかどうしよう、とそこだけが不安です。かと言って劇団シリアルナンバーでは、なんだか意味が違ってしまう。

放置気味のプログがあったのですが、劇団名を変えたので、心機一転、新しく開設することにしました。わたしはいま、601号室に住んでいて、そこは、小さな芝居の稽古ならできる場所です。文字が美しいテンプレートを選んだので、日常の日記というよりは、コラム的なものを書いていければと思います。

よろしくお願いいたします。