すこたん!の日々

始まっています。
「すこたん!」
はじめましてでホン読んで、
しっかり解釈稽古をして、
人狼もして、
舞台の体験少ない子が多いので、
しっかりボイスやったりして、
ここ数日、立ち始めました。

もう半分以上ミザンスついたのかな。

なんだかもう、
おどろくくらいかわいくて、
きれいで、
残酷で、
しあわせとせつなさが毎秒、毎分、
交互にやってきます。

書きあがったときに、
これはもしかしたら
すてきな作品になるかもしれないな、って
思ったんですが、
俳優が入って、
さらに物語が遠くまで旅をしはじめています。

まだ稽古場仕込みもできてない素舞台で、
こんなにもきれいな景色がたちあがってる。
これ、初日までにどうなっちゃうんだろう。

今日は、
たいせつなはじめての講演のシーンを作りました。
最初からステキだったけど、
お互いの講演にもっと影響されてほしい、
と言ったあとの勝大くんとフクさんの演技。
素人みたいで恐縮ですけど、
ほんとに好きだったな。
そして、聞いている俳優たちは背中を向けているのに、
もれなくちゃんと聞いてるのがわかる。
こころに染みていくのが見える。

20代中心の座組ですが、
ちゃんと傷つけて、
ちゃんと愛して、
ちゃんと触れて、
日々、勇敢に先に進んでくれています。

シーンが終わってから、
傷つけてごめんねって小さな声で謝ったりしてるのも
愛しくて。
毎日ちょっとづつ辛さが溜まってるって、
笑顔で答える相手のコもステキすぎて。

いつもなら言わなくていいような、
演技指導みたいなこともしたりするんだけど、
(わたしほとんど立たない演出家なんですが、
けっこう立ってやってみせたりしてる 笑)
見て、アッて顔をして、
次はわたしなんかよりずっとできてる。
スポンジみたい。

そしてなによりこんなに全員が、
相手役をちゃんと観てくれるお芝居、
見ていてとてもうれしいです。
この稽古場からいいお芝居作りたい。
作らなきゃ。

もしお気持ち、ご事情許したら、
ぜひいらしてくださいませ。
公演詳細は コチラ

珍しく自分のチケットフォームなんかも貼っちゃう。
コチラ

いっしょに30年の、
それは、でも、1秒の積み重ねなんだって
気づく、
そんなお芝居用意して
秋の劇場でお待ちしています。

詩森ろば
serial number(風琴工房改め)の劇作家・演出家です。

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