hedge1-2-3始まりました

DIYなどしてるあいだに稽古に突入しました。
hedge1-2-3

初日は、hedge/insider
2日目は trust
を全員集合で読んで、
その後、ギッシリと解釈稽古をしていました。
解釈稽古って言っても、
わたしの解釈稽古は、
この行間はこうで、とかそういう読みではなく、
何を相手に言いたいか、
何で相手に言いたいか、
どういう影響を相手が受けるか、というのを
みんなで考えるし、考えてもらうし、
演出家としての意図も伝えていきます。
行動のモチベーションになるもの、
それを支える意識と無意識を、
構築していく作業ですね。
俳優として読むということ。
今回は、「言いたいこと」の中に「経済」という
やや厄介なものも含まれるので、
最低限の経済の知識は得意げに喋りましたが、
べつにそれがいちばんやるべきことじゃないんでね。
(言いたいことの中に経済が含まれる、
というのは、わたしが言いたいことではなくて
役が言いたいことのなかに、という意味ですよ。)

読んでわかったのは、
とんでもないハイパー集団が今回組織された、
ということです。
hedgeの初演メンバーが好きすぎて、
再演するなら同じメンバーと思ってたのに、
続投してもらえたのが5人。
俳優やめた方がふたり。
スケジュールやその他の理由で参加できない方が4人。
そのひとたちの分までいいメンバーでと思って
一生懸命キャスティングしたら。

凄すぎました。

解釈稽古では、
すごく面倒で難しいことを
俳優の身体の方向性が決まりやすいカンタンな言葉で
伝えることも多いんだけど、
どうしても面倒なことを面倒に伝えることもあるわけで、
常連組って言われる俳優たちは
それを翻訳して演技にすることにとうぜん
長けているし慣れてるけど、

最初からほぼパーフェクトで
ちょっとサジェスチョン出すと、
さらにパーフェクトになる吉田栄作さんは、別枠。
そして、一度お付き合いしていただいたことのある
岡田達也さんの的確さ、華やかさ、
まだピサロで本格参加できてないけど、
関係性でしっかり作ってくれる浅野雅博さんの
素晴らしさは、
また今度語るとして。

さらには。
ハイパー刺客の女性メンバーについても、
また別で存分にお話するとして。

わたしがお伝えしたいのは初参加の方々の
凄さについてです。

今奈良孝行さんは、とっても美味しい3役です。
どれも色が違う3役を
的確な技術で、持っていきます。
仕事をしているひととしての説得力がいちばん必要な
役ばかりで、リアリティに助けられます。
美味しい3役っていうより、
美味しくできる実力があるってことですね。

代役で急遽入ってくれた池村匡紀くん。
たぶんみんながもう大好き。
ちゃんと読んで、ひとりで役を作る力もあるけど、
サジェスチョンをいれると、
まっすぐ信じてオーダーに応えてくれます。
まっすぐさが全体の推進力になるという要のシーンが
ふたつあるので、
そこに嘘があると進めない。
いいシーンになるぞと確信しました。

そして、原嘉孝くん。
どんだけのエンジン詰んでるんだか
わたし如きには想像もつかないくらいの
(そして自分でもそれが当然の世界で戦ってきて、
よくわかってない節もある)25歳。
稽古場の片隅に用心深い野生動物がいるかんじで、
ジーッとして集中してます。
最初の読みでは、大きな舞台やってきたから、
演技が少し形式的なのかな、と思いきや、
掴みきれてなかっただけらしく、
サジェスチョンが嵌り始めると、
どんどん生き生きとした人物像が造形されだしました。
それでわたしも油断して、
詩森語、通訳いるレベルまで
繰りだしてみたのですが、
え。嘘。というくらい凄い演技で応えてくれます。
(わたしだけがそう思っているのではなく、
常連組はみんな
「詩森さんその言い方じゃ初参加25歳には通じないよ」
とヒヤヒヤしてたら、演技見てビックリした、
と言ってました 笑)
そしてほんとにぜんぶの言葉をちゃんと相手に言える
すてきな俳優さん。
これから動いたらもっとよくなるんだろうな。
全編生演奏だしね。
リズム感があって、身体性が高いのは、
プラスにしかなりません。

実はhedge、わたしの作品の中でも、
萌え要素の多めの作品として、誉れ高い作品です。
そう。見逃し厳禁な伝説のオープニングは、
今回も、あります(断言)

そして。最後に。
稽古場代役で来てくれている河野賢治くん。
最年少。最年少で代役なのに、
浅野さんの代役だったがゆえに、
ものすごい高度なサジェスチョンを受けてる。
なのに、なぜかクリアしていきます。
原ちゃんとやったふたりのシーン凄かったなー。
(素人感)
そんな河野くんは「すこたん!」に出てくれます。
その前に(代役だけど)いっしょにやれてよかったです。
秋が楽しみ。

そんなこんなで本日から立ち稽古。
闘いの火ぶたが切って落とされます。

詩森ろば
serial number(風琴工房改め)の劇作家・演出家です。

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