日々いろんなことがありすぎる。
台風が2回来て、甚大な被害を残した。
しかし、地震に比べてわたしたちはなかなかそれを共有できない。
曲りなりにも地面が揺れ恐怖を感じたという体験は大きいのだ、
と知った。
どうしているだろうか、急に寒くなって、
安全な場所にいるわたしたちでさえ風邪をひく、
どうされているかとせめて一日一度は思う。
そんなことしかできない。
遠い場所で蝶々が羽ばたくとこちらで嵐が起こる
そんな繊細な星にいるわたしたちは、
この星に無理をさせすぎているんじゃないか。
勘違いしたくないのは、台風が何度起こって、
地震が繰り返されても、
死ぬのは生物のみということだ。
星は死なない。星をたいせつにするのは自分たちの命を
守るためだ。
地球のために、なんて馬鹿馬鹿しい話はしないでほしい。
月だって、火星だって生命体はいないけど、
星としてはちゃんと生きている。
そんななか公演である。
エイヤっと思わないと宣伝も送れないが、
わたしたちは日々真剣に稽古をしている。
「コンドーム0.01」っていうタイトルでどんなお芝居が
上演されるって思うだろうか。
わたしも書く前はまるでわかってなかった。
こんな話が書けたんだ、と書きあがり、稽古している
いまも少し不思議な気分だ。
「人生を分け合う話」
とチラシには書いたけど、ほんとにそんな話になった。
このメンバーでないと書けなかったと思う。
このメンバーでないとやれなかったと思う。
安心して書いて、安心して稽古している。
わたしはなにを言ってもいい。
完璧な人間じゃないけど、それを知っててくれるから、
取り繕わないで、
いいお芝居を作ることだけ考えていればいいのだ。
優しくて、でも獰猛で、ちゃんと自分を持ってて、
わたしを甘やかして「さあ、遊べ」と背中を押してくれる
最強メンバーだ。
このメンバーで、このお芝居をやれるのは幸運なことだ。
それをお客さままで感じてもらえるかたちで手渡すには
どうしたらいいか、
稽古場は今日も戦っている。
スタッフも最強だ。こんなことやりたい、
あんなことやりたい、
そう思っても、つい最近まで
どうしたらいいかわからないことがたくさんあったのだ。
こんな曲を作りたい、と言ったら、
真平くんという碓井くんの友人である男の子と
素敵な出会いがあった。
チラシには載せられなかったけど
→劇場で配られるチラシとパンフには載ってます
曲が難しいからこんなの振りつけられないと焦り、
お願いしたら野田裕貴くん(梅棒)が引き受けてくれた。
どちらもすごくプロのお仕事で、
プロだなあ、と思う人といるのがなにより好きなので、
癒された。
彼らのおかげで思い通りのシーンも作れた。
そのほか、詩森組と最近は言っていただく、
最強スタッフたちがもちろん支えてくれている。
「アンネの日」が好きだった方。
あの登場人物たちが10番目の出演者です。
話はまったく関係ないけど、
こころのなかで繋がっているし、
やっぱりそういう話になりました。
さあ。最後の仕上げだ。
コンドームとセックスという言葉が、
毎分一回くらいで出てくるけど、
上品でチャーミングな話にしたい。
頑張りますのでぜひいらしてください。
どんどん椅子席がなくなってベンチ席のみに
切り替わっております。
ご予約どうぞお早目に!
たまには自分のチケットページとか貼っちゃう。
これはわたしの物語でもあるから。
劇場でお待ちしています!