劇場入りしております。
誰、わたしの時間を盗んだのは。
ここ数日は世界の果てのような稽古場で、
本番仕様に美術を組んでもらい、
生音のリハをしつつ、
映像も映しつつ、
本番さながら、連日通し稽古の日々でした。
映像の浦島氏いわく、
ここまでするのは、商業演劇クラスだそうです。
そうなんだ。。。
見合うほどの対価が出せているハズもないのに、
そこまでさせてくれるスタッフに感謝です。
さて。前回は若手たちを紹介しました。
本日は大人エイジのお三方をご紹介しちゃおうと思います。
おひとりめ。
青山勝さん(道学先生)です。
建築家たちのリーダー役。
この役は、だれにしたらいいか、
すごく考えてオファーをしました。
全体の重しみたいな役で、その説得力がないとダメだからです。
ご自身のカンパニーでは演出をやってらっしゃるので
細やかにホンを読んでくださって、
丁寧に演じてくれています。
見どころは冒頭の、本役ではないとある役です。
凄い迫力ですよ。
そして、大石継太さん。
おおきな舞台をたくさんされてきた、
実力派の俳優さん、というのはもちろんわかっていましたが、
まさかこんなにチャーミングな方とは。
集団シーンを創るとき、いちばん年上の継太さんが、
誰より楽しんでくれるので、ほんとうに助けてもらいました。
手垢にまみれていない表現で、
唯一の体制側の人物を演じてくれます。
素晴らしいです、よ。
そして浅野雅博さん。
浅野さん演じるメーリニコフはエキセントリックな、
なかなかクセのある役で、
俳優さんもトリッキーに演じたくなりそうなものなのに、
浅野さんは一見サラッと演じます。
そして、稽古が進むにつれさらにそぎ落としていきます。
なのにいつのまにか、メーリニコフでしかない人物が
稽古場に出現しています。
わたしが大好きなこの役をこんな風に演じてもらえて幸せです。
そして御三方に共通しているのは、
作品に対して献身的で、骨惜しみしないこと。
いくらでも稽古をさせてくれること。
稽古に手間取って
お待たせしてもジッと待ってくれて、
相手役の演技が一段進むと自分も一段あげてくれる。
結果何倍にも豊かなシーンが立ち上がります。
「機械と音楽」のどのシーンも、
みなさんの愛を浴びて育ってきました。
もしかしたらこの劇団稽古なげーな、と思ってらっしゃると
思うのですが、
じっさいとても長くしつこく稽古させていただきましたが、
たくさんの気づきを作者であり、演出家でもあるわたしにも
しっかりギフトしてくれました。
大人エイジの「機械と音楽」。
どれほどにたのみにしても裏切りません、
とわたしは言いたい。
たのしみに、してください!
お待ちしています。