古都サンクトペテルブルクです。
この街は、サンクト=ペテルブルグというのが昔からの名前ですが、
ロシア革命のころは、ペトログラード、
革命成就後は、レーニンから名前を取って レニングラード。
ペレストロイカ後、またサンクト=ペテルブルグに戻っています。
なので、「機械と音楽」の舞台となったころは、ペテログラード、
という名前でした。
貧しい農家に生まれたイヴァンは、
革命当時、家計の助けにと、この街に出稼ぎに来ていました。
「機械と音楽」は15歳のイヴァンが革命を目撃する十月革命の夜から始まります。
ここが、レーニン率いるボルシェビキが革命本部を置いたという
スモーリヌイ修道院。
最初の写真が内部ですが、とても美しい。
モスクワで言うと聖ワシリー寺院にあたる、
この街のひとたちにとっては重要な寺院なのだそうです。
市街地からはやや離れた場所にあり、
最寄りの地下鉄駅からでも30分近く歩きます。
革命の夜、矢も楯もたまらず、
彼の住むあたりからここまで走ってきたイヴァンのことを思いました。
イヴァンが住んでいたのはここらへん、と設定したのは、
センナヤ広場付近。
市場があり、商店が立ち並びます。
ドフトエフスキーが晩年住んだ場所があり、
ラスコーリニコフの家も、
ソーニャの家もこのあたりに設定されています。
これがドフトエフスキーが晩年住んだ家。
このあたりを歩きながら、
こういうところにオリガと身を潜めたのかな、
なんて話しました。
オリガは、今回の作品中、唯一、想像上の人物。
モデルでもある きなりちゃんが演じてくれます。
人気インスタグラマーでもあるらしく、
可愛すぎるでしょう。
あたりまえなんですが、チラシ撮影のポージングが
ただごとではなかったです。
プロって凄いね。
あ。話がズレました。
これはソーニャの家。
これはラスコーリニコフの家。
なんだろう。角地だからと言って、こんなに標識。ダサい。
近づくと、
こんなかんじで碑のようなものが埋め込まれてるんですけどね。
とはいえですね。
文学少女の慣れの果てなので、
興奮しました。
ミーハーなのでドフトエフスキーも行ったという
文学カフェでランチ。
ここですね。そこまで高くないけど、
美味しいし、内装も豪華。
シーズン中は観光客でごったがえすそうですが、
わたしたちはほぼひとりじめでした。
そして、ボリシェビキが倒した臨時政府がおかれていたという冬宮。
現在は、エルミタージュ美術館になっているのですが!
モノを知らないので、
冬宮=エルミタージュ、とは思わず、
けっこう入場料高いなー、と思いながら中に入りました。
しばらく見ていて、あれ、これエルミタージュじゃないの?
と思って調べたら、エルミタージュだったという。。。
いや。もちろんエルミタージュは行こうと思ってたんですよ。
でも、広大なので次の日ゆっくり観ようと思っていたのに。
いつのまにか入ってたっていう。。。
でもエルミタージュは、ルネサンス絵画が中心で、
そこまでわたしは興味がない。
かつ、いいものは、ルーブルとウィーンでかなり観てる。
ということでそこまでの執着を感じなかったので、
当時の皇帝(ツァーリ)の豪奢な生活を忍ぶことが中心になりました。
これが有名な階段なんですが、繊細かつ豪華。
すっかり革命家の気持ちに入っている田島さんが、
「こんな生活してるから農民が死ぬんだよ。」
と毒づいていました。
エルミタージュには別館があって、
そこは印象派の絵がたくさん収蔵されています。
いまのわたしは印象派がそこまで好き、ということではないのですが、
田舎に住んでて、家にあった印象派の画集=西洋絵画、
という育ち方をしたので、
やはり特別な気持ちにはなります。
なので別館のほうがずっと気を入れて観ました。
モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ルソー。
わりと充実のコレクションだと思います。
冬なのもあって空いてますからね。もう一人占め気分で、
満喫できます。
これやっちゃうと、日本の美術展に行く気にならなくなる。
わたしの人生でも印象深い時間として、
オルセーでフェルメールとふたりきりで過ごした数分。
というのがあります。
贅沢、でした。
サンクトペテルブルグではもうひとつ。ロシア美術館に行きました。
ここはアヴァンギャルド絵画が収蔵されています。
モスクワでトレチャコフ休館日の罠に嵌り行きそこねたので、
ここで邂逅することができました。
わたしは東京でロシア・アヴァンギャルド関係の展覧会は、
すべて行っている、と自負しているのですが
田島さんにぜひホンモノを観てほしいと思っていたので
叶ってよかったです。
これはタトリンのコーナー・レリーフ。
そして、
同じくタトリンの
第三インターナショナル記念塔、の映像。
→トレチャコフ行けたらこれの立体が観れた、ハズ。
タトリンの作品は、
革命と芸術という意味でも、
建築家にとっても重要な位置づけとなるものばかりです。
メーリニコフとレオニドフがタトリンの話をするシーンが
あるので、この名前、ちょっと憶えておくと物語が楽しめます。
そしてマレービッチ。
さて、番外編。
nurseryというお芝居で
田島さん演じるルディが持ってた立体パズルはここ。
血の上の教会 です。
皇帝が処刑された場所のうえに建つ教会の前で、
にこやかに笑うマダムカーター。
ある意味ホラー。
とても綺麗な教会なんですが、あの丸い屋根、
作るのタイヘンだったなー、など、
そんなことばかり思ってしまいます。
ここも休館日で中を観ることできず。。。
そして。
美しいアールヌーボー様式で作られた鉄道駅。
ヴィテプフス駅。
利用者以外は入れない雰囲気出てますが、
駅員さんに言うと観ていーよー、みたいなカンジで
通してくれます。
美しかったです。
というわけで、サンクトペテルブルグ。
歴史ある古都です。
美しい街でした。
そしてナイトフライトでわたしたちはウクライナへ。
読んでくれてありがとうございます。
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